ブランド価値創造について、詳しく紹介していきたいと思います。
ブランディングの第2ステップの価値極大フェーズですが、このステップでは、8つに細分化され、戦略を立てる必要があります。
➢コンテンツ提供価値の創出 「逸話」「情景」「応接」「仲間」
①【逸話】人に語りたくなるエピソードで価値を創る
➡商品やサービスの誕生秘話に魅力があるなら、その情報でもいいと思います。
➡有名人等がひそかに愛用しているという情報などもいいかもしれません。(有名人等の名前を使用する際は、必ず許可をとってください)
②【情景】「らしさ」を具体化して、価値を創る
➡「〇〇の時にはこの商品が最適!」などの、その商品やサービスが必要とされる状況を具体的にイメージさせるのもいいでしょう。
➡ターゲットを具体化し、「〇〇なあなたにピッタリな商品」等でもいいかもしれません。
「らしさ」を具体化するには、その商品やサービスの「らしさ」を引き立たせてくれる何かと一緒にPRするのが効果的です。
商品のイメージアップのためにモデルを使用した広告をうつのもこのためです。
商品やサービスのイメージを固め、そのイメージにあう何かと一緒にPRすると良いと思います。
③【応接】知って得する知恵で価値を創る
➡健康食品の場合、その製品に含まれている成分の効果がもたらす結果などの情報がこれにあたります。
➡また、商品の使用方法を工夫することで良い結果につながるのであれば、そのような情報でもいいかもしれません。
商品そのものでなくても大丈夫です。その商品に関わる周りの情報をひっくるめて知って得する知恵として、情報を発信していくことが、ここでは求められます。
④【仲間】客観的な事実で価値を創る
➡ダイエットをサポートする健康食品であれば、「体重が減った」や「ウエストが細くなった」という結果になります。
➡〇〇部門第1位などの【冠】なども有効です。「病院関係者がオススメする健康食品部門第1位」なども、LPなどではかなりの効果を発揮します。
客観的な結果や事実は、ユーザーが商品を選び購入する際に大きく影響します。
特に、リアルな小売店より、LPなどのWebの購入ページにその情報があるのとないのでは、多いく影響します。
小売店の場合は、接客員が商品選択をエスコートすることで、客観的な結果以上に、その場の接客術で結果が大きく変わりますが、Webからの購入の場合、Webの情報が商品を選ぶ条件のほぼすべてを担います。
その際に、客観的な結果や事実がWebでの販売力に多いく影響を与えます。
客観的な事実や結果を得るには、時間やお金、協力してくれる方々など、多くの力が必要になります。
「難しい」といって匙を投げることもあるかもしれません。
ただ、ここを乗り越えない限り、商品やサービスが世の中に広がることは非常に難しくなります。
小企業が多いくなれるかも、ここのハードルを越えられるかどうかにかかってきます。
「情けで買ってもらう」から「必要だから買ってくれる」に変えるためにも、客観的な事実と結果を生み出せるようにしていきましょう。
➢リレーション提供価値の創出 「提案」「証明」「共創」「社会」
①【提案】もてなしを具体化して価値を創る
➡「あなたも〇〇で夢の美形をゲットしませんか」をさらに具体的に、成功をイメージさせながら提案していくことが求められるステップとなります。
すでに商品のことは知っており、結果も伝えられています。あとは、その人自身の結果(成功)をどれだけ具体的にイメージさせるかが重要になります。
ここから、ユーザーが商品のブランディングに参加し始めるステップとなります。
②【証明】気心の知れた場づくりで価値を創る
➡「ユーザーの声」等がこれにあたります。
ブランディングの前半では、どちらかというと、企業が先導して商品のブランディングを行ってきましたが、ここから先は、ユーザーと商品のブランディングを行っていく段階に入ります。
日本人は特に、世間の声などを重視する人種と言われています。
他の人の評価や意見をより重視する人種だからこそ、そのステップも重視して、商品紹介ページを創っていく必要があります。
③【共創】お互いのリクエストに応え価値を創る
➡商品にユーザーの意見や、使用者の感想等を反映させるステップになります。
新規のユーザーの獲得以上に、既存客のリピート率向上のために行うというステップになります。
既存顧客を「ファン顧客」まで引き上げるためにもこのステップは欠かせないステップとなります。
ユーザーをファン化できたとき、本当に愛される商品が完成したと言えます。
ユーザーと共に商品をブラッシュアップして、より良い商品づくりを目指してください。
④【社会】世間に関わりあうことで価値を創る
➡3方よし【メーカー+ユーザー+社会】によい結果を出せるようにするということです。
ファン化するというのも重要ですが、より広い層に、生活の一部というほどに溶け込めるかも重要になります。
生活の一部にまで溶け込むことができたとき、商品やサービスが社会の中で揺るぎない地位を確立できたということになります。
大手企業た大手になりえたのも、この地位を確立できたからと言えます。
時間をかけてたどり着いた地位かもしれませんし、多額のお金をかけてたどり着いた地位かもしれません。
ただ、このステップまで上り詰め、確固たる地位を築くには、【運】だけではほぼ無理でしょう。
始まりに【運が良かった】というのはあるかもしれません。
但し、運だけで得られる成功は長続きしません。
根気強く続ける先に、このステージでの成功があります。
確かに、世の中のニーズが変わり、この地位を確立する前に、世の中に必要とされなくなってしまったということはあるかもしれません。
そこにはもしかすると【運】が必要なのかもしれませんが、ユーザーの声を集め、改善を繰り返し、愛される商品、愛され続ける商品になるための進化をやめなければ、商品単体ではなく、関連商品も含めて、このステップの成功を掴める日は来るかもしれません。
【ブランディングは1日にしてならず】
ブランドというシード権を獲得できるように、この8つのステップを1つずつ乗り越えて、成功をつかみ取ってください。